工場立地法による緑化面積を、屋上・折半屋根緑化、駐車場緑化等で算入

 

 

 

 

 

 

 

工場立地法では、「特定工場」の敷地面積に「緑地」を設けることが義務付けられていますが、工場を設立する用途地域や、都道府県によってもその割合が異なっています。

<特定工場とは>
業種が製造業、電気ガス、熱供給業(水力・地熱発電所を除く)で敷地面積9,000m²メートル以上または建築面積3,000m²メートル以上の工場をさします。

 

そもそも緑地とは

(1)樹木が生育する10m²を超える区画された土地または建築物屋上等緑化施設を緑地とする。

AまたはBを満たすものが、(1)の緑地です。
A:10m²当たり高木が1本以上あること。
B:20m²当たり高木が1本以上及び低木が20本以上あること。
※高木とは、成木に達したときの樹高が4m以上の樹木のこと。
※低木とは、高木以外の樹木のこと。

(2)低木またはその他の地被植物(除草等の手入れがなされているものに限る)で表面が被われている10m²を超える土地または建築物屋上等緑化施設を緑地とする。

 

●建築物屋上等緑化施設とは?
屋上緑化及び壁面緑化のことをいいます。
平成16年3月の工場立地法の改正により、地上面の緑地を屋上緑化や壁面緑化、駐車場緑化など何かしらの施設と重複している緑地も、緑地面積の25%まで参入するこが可能になりました。
しかし、壁面緑化の面積換算は水平延長距離×1mで算出するように規定されているので注意が必要です(東京都では壁面緑化資材設置面積すべてを算入することが可能です)。

緑化面積への算入

 

工場立地法で緑化面積が不足している企業様、
屋上緑化により敷地の有効活用をしたい企業さま、ご相談ください。

関連記事

屋上緑化とは 病院や工場などの建物の屋上を緑化する効果は、断熱効果における冷暖房の省エネ効果が特徴です。 今後は屋上を敷地ととらえ、公園やコミュニティスペース、園芸療法など活用の幅は広がっていくことでしょう。   屋上緑化のメリット・効果 オフィスビル、病院、工場、商業施設で屋上...
駐車場緑化のデザイン設計 例 工場立地法にともなう緑化面積の相談から、 個人宅やガレージハウスの駐車場緑化まで、 ご要望に応じてご提案いたします。 駐車場のレイアウト例 基本:車路路盤材と車止めをコンクリートにて一体化、間にPGEを敷きつめていく工事時間の短縮化を考慮した工法です。 駐車場のレイア...
工場・物流倉庫などの折板屋根にも対応... 折板屋根の緑化も承っております。 詳しくは「工場緑化」をご覧ください。
ホテル・病院・商業施設など様々な屋上緑化... 屋上緑化のメリット・効果 屋上緑化とは、建物の断熱性、景観の向上、緑地面積の確保などを目的として、屋根や屋上に植物を植えて緑化することです。期待される効果としては、断熱性の向上(エアコンなど冷房費の節約)、建物躯体の保護・耐久性の向上、防音性の向上、ヒートアイランド現象への対策などがありま...
工場緑化(折板屋根緑化) 工場立地法と緑化義務 工場立地法は、1974年に施行された法律で一定条件以上の中・大規模工場が対象となり、緑化についても義務付けられています。 施行前に建設された工場は適用外ですが、法律施行後に対象工場を建替え・新増設する場合は規制に従わなければなりません。 工場立地法において、敷地面積9,00...